盲ろう者の地域団体の創業支援事業

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本事業は、休眠預金活用事業の助成を受けて実施しています。

社会とのつながりを失った盲ろう者の掘り起こし(社会とのつながりの回復)から、地域における盲ろう者の交流の場の設置、ICTの活用を含む多様な盲ろう者のコミュニケーション技術の習得などに取り組む盲ろう者団体が、盲ろう者の移動とコミュニケーションを支援する盲ろう者向けの同行援護事業所を開設し、その事業収益や人材等を活用して、団体活動の一層の活性化と財政基盤及び組織基盤の安定化を図れるよう、資金支援とプログラム・オフィサー(PO)を中心とした非資金的支援を合わせた創業支援を行います。
なお、当協会において、実行団体に対する資金助成は、一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA)との資金提供契約書に準じます。

本事業による助成の対象となる地域団体(実行団体)の選定にあたっては、公募を行います。実行団体選定のスケジュールは、下記の通りです。関心のある団体は、下記より公募書類一式をダウンロードいただき、公募締切日までに当協会へお申込みください。
なお、公募説明会を2月13日(日)に実施します。詳細は、公募書類一式に収録しておりますので、そちらをご参照ください。

実行団体選定の流れ 

Webサイトにて公募要領公開

1月28日(金)

公募説明会の開催

2月13日(日)

公募締め切り

3月7日(月)

実行団体の審査、内定通知

3月下旬

実行団体決定、契約締結、助成事業開始 

公募書類ダウンロード【※現在はご利用頂けません】

【収録ファイル】

1(別紙)公募説明会実施要領

2(別添)公募申請手続きについて

3 実行団体公募申請様式

3-1 実行団体公募要領・別添1・別添2

3-2【様式1】助成申請書・別紙1・別紙2・別紙3 

3-3【様式2】団体情報

3-4【様式3】資金計画書

3-5【様式4】役員名簿

3-6【様式5】コンプライアンス体制現況確認書

3-7【様式6】自己資金に関する申請書

3-8【様式7】申請時チェックリスト

3-9 事業計画書

3-10(別添)実行団体向け積算の手引き

3月17日に公募があった団体(計7団体)について、選定・適性化委員会を開催し、厳正なる審査を行った結果、5団体を実行団体として内定といたしました。つきましては、下記の通り、内定団体及び公募があった団体をお知らせします。
【内定(5団体)】 

NPO法人 札幌盲ろう者福祉協会

 
申請事業名:盲ろう者の地域団体の創業支援事業
内定助成額/申請額:11,272,000円/11,272,000
【事業概要】
札幌市内に同行援護事業所を開設し、札幌市近郊で生活している盲ろう者の移動とコミュニケーションの支援の充実を図る。また、北海道内で社会とのつながりを失って孤立している盲ろう者の掘り起こし(社会とのつながりの回復)を積極的に行うとともに、盲ろう者のニーズに合わせて同行援護支援の範囲を拡充する。
盲ろう者の交流会やICTの活用を含む盲ろう者のコミュニケーション技術向上のための学習会、支援者育成のための研修会などのNPO法人札幌盲ろう者福祉協会の活動を一層充実していく。
【選定理由】
・既にNPO法人であり、役員組織の体制が十分に整備されていることから、確実に事業を実施していただけると感じました。
・都道府県の推定盲ろう者数、その掘り起し計画、支援者の養成事業の計画など事業計画全般から、地域のニーズに合わせた適切な事業設計をされていると感じました。
・通訳・介助員養成研修会の講師派遣事業などを実施しており、相当金額の公金を取り扱ってきた実績があることから、資金管理能力についても十分であると判断しました。

NPO法人 千葉盲ろう者友の会

 
申請事業名:盲ろう者の地域団体の創業支援事業
内定助成額/申請額:13,317,224円/13,317,224
【事業概要】
・同行援護事業所を開設し、千葉県内における盲ろう者の移動とコミュニケーションの支援の充実を図る。
・同行援護従業者の養成研修会を開催し、支援者の人材育成を図る。
・社会との繋がりを失って孤立している盲ろう者の掘り起こしを積極的に行うとともに、盲ろう者の集まる場をつくるなど、友の会の活動を一層充実していく。
・パンフレットの作成や、ホームページの充実を図る事で、社会啓発を行う。
【選定理由】
・既にNPO法人であり役員組織が整備されていること、千葉県より受託した通訳・介助員派遣事業等を遂行してきた実績があることから、資金管理体制や事業所の運営能力が十分であると判断しました。
・同行援護事業者養成講習会の開催など、地域のニーズに適した独自の事業が計画されており、課題に対する的確な活動の実施を期待します。
・過去3年間の予算の推移をみると、既に非常に大きな規模の事業を実施しており、同行援護事業所の立ち上げ以降も安定して経営をしていただけると感じます。
・都道府県の推定盲ろう者数、その掘り起し計画、支援者の養成事業の計画など事業計画全般から、詳細な事業設計をされていると感じました。事業終了後も安定した運営が見込まれました。

静岡県盲ろう者友の会

 
申請事業名:盲ろう者の地域団体の創業支援事業
内定助成額/申請額:12,618,975円/12,618,975
【事業概要】
静岡盲ろう者友の会を法人化(NPO法人)した上で、同行援護事業所を開設し、静岡県内における盲ろう者の移動とコミュニケーションの支援の充実を図る。また、あわせて、社会とのつながりを失って孤立している盲ろう者の掘り起こし(社会とのつながりの回復)を積極的に行うとともに、盲ろう者の交流会やICTの活用を含む盲ろう者のコミュニケーション技術向上のための学習会、支援者育成のための研修会などの友の会の活動を一層充実していく。
【選定理由】
・事業実施体制などから、運営能力、資金管理能力が十分であり、事業開始後も着実に事業を遂行していただけると判断しました。
・施設や学校を訪問しての研修会の開催など、独自の事業が計画されておりました。地域のニーズに適した幅広い活動の展開を期待します。
・管理的経費を中心として、資金計画についてはブラッシュアップの余地があると思いますので、当協会担当プログラムオフィサーと連携の上、実効性を確保できる計画作りへ向け再調整をお願いしたい。

香川盲ろう者友の会

 
申請事業名:盲ろう者の地域団体の創業支援事業
内定助成額/申請額:13,800,000円/14,700,000
【事業概要】
香川盲ろう者友の会を法人化(NPO法人)した上で、同行援護を中心とした居宅介護事業所を開設し、香川県内における盲ろう者の移動とコミュニケーション、生活の支援の充実を図る。
積極的な啓発活動を行い、盲ろうという障害や受けられる支援について香川県内における認知度を向上する。これによって、社会とのつながりを失って孤立している盲ろう者を掘り起こし(社会とのつながりの回復)、必要な支援につなげていく。就労や職場定着で困っている盲ろう者にも、安定した職業生活のための情報や支援を提供していく。
盲ろう者の交流会やICTの活用を含む盲ろう者の情報収集・コミュニケーション技術の向上のための学習会、支援者育成のための研修会などの友の会の活動を一層充実していく。
【選定理由】
・香川県より通訳・介助員派遣事業等を受託、実施しており、相当金額の公金を取り扱ってきた実績から、資金管理体制が十分に整っていると判断しました。
・過去3年間の予算の推移から、着実に事業規模を拡大させていることが窺えました。同行援護事業所立ち上げ以降も安定した経営が見込まれました。
・同行援護事業だけでなく、居宅介護などの事業展開も想定されており、盲ろう者のニーズに合った幅広い支援の展開を期待します。

宮崎盲ろう者友の会

 
申請事業名:盲ろう者の地域団体の創業支援事業
内定助成額/申請額:13,800,000円/14,365,150
【事業概要】
宮崎県盲ろう者友の会が法人格を取得したうえで、同行援護事業所を開設し、宮崎県内の盲ろう者の移動とコミュニケーション支援の充実を図る。同時に友の会に未入会で社会から孤立している盲ろう者に情報提供を続けている。
【選定理由】
・宮崎県より通訳・介助員派遣事業を受託、実施しており、相当金額の公金を取り扱ってきた実績から、資金管理能力が十分であると判断しました。
・宮崎県は地形の特性上、盲ろう者の移動には大きな困難が伴うかと思います。であるからこそ、盲ろう者の移動の支援体制の拡充が期待される本事業の実施は非常に意義のあるものだと考えます。地域の社会課題を解決していただくことを期待しています。
・資金計画についてはブラッシュアップの余地があると思いますので、当協会担当プログラムオフィサーと連携の上、実効性を確保できる計画作りへ向け再調整をお願いしたい。


【上記のほか公募があった団体(2団体)】

神奈川盲ろう者ゆりの会
【事業概要】
神奈川盲ろう者ゆりの会を法人化(NPO法人)した上で、同行援護事業所を開設し、神奈川県内における盲ろう者の移動とコミュニケーションの支援の充実を図る。また、あわせて、社会とのつながりを失って孤立している盲ろう者の掘り起こし(社会とのつながりの回復)を積極的に行うとともに、盲ろう者の交流会やICTの活用を含む盲ろう者のコミュニケーション技術向上のための学習会、支援者育成のための研修会などの友の会の活動を一層充実していく。
 
奈良盲ろう者友の会 やまとの輪
【事業概要】
奈良盲ろう者友の会を法人化(NPO法人)した上で、同行援護事業所を開設し、奈良県内における盲ろう者の移動とコミュニケーションの支援の充実を図る。また、あわせて、社会とのつながりを失って孤立している盲ろう者の掘り起こし(社会とのつながりの回復)を積極的に行うとともに、盲ろう者の交流会やICTの活用を含む盲ろう者のコミュニケーション技術向上のための学習会、支援者育成のための研修会などの友の会の活動を一層充実していく。

本事業に関するお問い合わせ先

社会福祉法人 全国盲ろう者協会(担当:山下、伊藤、橋間)
〒162-0042 東京都新宿区早稲田町67番地 早稲田クローバービル3階
電話 03-5287-1140  FAX 03-5287-1141  Eメール info@jdba.or.jp