台風15号に伴う被害状況について(静岡)
- 2022/10/05 14:22
当協会では、9月23日夜から24日未明にかけて、台風15号による甚大な被害を受けた静岡県の盲ろう者および関係者の被害状況につきまして、友の会関係者に聞き取り調査を行いました。
以下の通り、10月5日9:00時点での情報をお伝えいたします。(以下、敬称略)
●静岡県(静岡盲ろう者友の会・齊藤) 10月4日 23:21
・静岡友の会19名の会員の内、電子メールで繋がる10名全員の安全を確認した。
・メールが繋がらない残る9名について、本日現在において、齊藤または事務局へも、被害を受けているとの情報は入っていない。
・テレビ報道で、道路が冠水した浜松市、濁流により支流が氾濫したという天竜川流域。大規模断水が発生した静岡市清水区。それぞれに静岡友の会会員がいるが、幸いにして、全員無事と思われる。
・大規模断水が発生した清水区では、6日間に渡る断水で市民生活に大きな影響を及ぼしたが、ご家族との同居であり、不自由さからも、乗り越えられた模様。
・その中にあって、地域の手話サークル仲間が、断水で困っている盲ろう者を自宅へ送迎して、自宅のお風呂を提供くださるという、温かいふれあいがあった。
・今回を教訓として、静岡友の会として、どのような対応ができるのか、また、やらなければならないのか、等々、検討して参りたいと考えている。静岡県は東西150キロ。南北100キロ以上と広域に及ぶため、自治体単位の安否確認と支援体制の構築が基本となるべきであろうと考えている。お風呂をご提供いただいた温かなふれあいも、地域の手話、筆記サークル仲間とのつながりがあってこそだった。こうした常日頃のつながり、ふれあいを大切にしつつ、友の会仲間の安全な暮らしを目指して努力して参りたい。